日本脳炎ワクチン予防接種について
日本脳炎について
日本脳炎ウイルスが脳やせき髄に感染することで、高熱・頭痛・嘔吐・けいれん・意識障害などを引き起こします。東アジア・南アジアにかけて広く分布する病気で、ウイルスに感染しても脳炎にかからない人がほとんどですが、日本国内では西日本を中心に毎年10人前後の患者が報告されています。
これまで北海道では発症例がなく、感染を拡大させる蚊の生息もみられないことから接種義務はありませんでした。しかし、海外や道外への旅行者の増加に伴い北海道においても感染のリスクが高まってきたため、平成28年4月より定期の予防接種となりました。
対象者
①定期接種対象者時期(接種回数) | 標準的な接種期間(令和6年度中に該当する方) |
第Ⅰ期初回(2回) | 3歳に達した時から4歳に達するまでの期間 |
第Ⅰ期追加(1回) | 4歳に達した時から5歳に達するまでの期間 |
第Ⅱ期(1回) | 9歳に達した時から10歳に達するまでの期間 |
回数 | 標準的な接種期間 |
未接種分(4回) | 18歳~20歳に達する者のうち、平成19年4月1日以前に生まれた者 |
副反応について
接種直後から数日中に接種部位に紅斑、内出血、痛み、腫れ、かゆみ、全身反応では発熱、発疹、頭痛、咳・鼻水・のどの痛みなど風邪様の症状、嘔吐、下痢などを認めることがあります。ほとんどが接種後3日までに現れ、消失します。重篤な副反応
ショック(血圧低下・頻脈・意識障害等)、アナフィラキシー、また急性散在性脳脊髄炎(脳神経系の疾患)などがあります。発生頻度は0.0005%程度とされています。お問い合わせ
保健福祉課 子育て世代包括支援センター(健康推進係)
0158-29-2111