消防署滝上支署の救急現場活動について
消防署滝上支署の救急隊活動では、傷病者の搬送及び医療機器への受入れについて、迅速かつ適切に実施すべく日々研鑽を重ねているところであります。令和2年4月1日から土日祝日、平日時間外(20:00~8:15)救急搬送に係る町外医療機関への直接搬送を実施し、現場では、下記の処置等を行っておりますが、個々の容態により処置の時間には違いありますので、皆様のご理解をお願いいたします。救急車が現場に到着して行う事
①傷病者の初期観察
初期観察~傷病者の意識状態・脈拍・呼吸・顔色などの確認→緊急性・重症度などを客観的に判断②状況の聞き取り
(1)傷病者本人が会話できる場合
・氏名、住所、生年月日の確認・具合が悪くなった状況の確認
・既往歴、薬の処方の有無などの確認
・新型コロナウイルス感染疑いの確認(救急要請通報時に滝上支署通信員が感染の可能性についてを確認します。)
(2)傷病者本人が会話できない場合
・関係者(家族・同伴者)・目撃者から傷病者情報の聞き取り③全身の状態観察
(1)傷病者の容態確認
・血圧、脈拍、体温、血中酸素飽和度(酸素投与の必要性の確認)※必要に応じて~心電図、瞳孔、呼吸音、心音、四肢麻痺の確認など
①~③まで傷病者を搬送する適切な病院選定と医師に引き継ぐ大事な情報となります。
④応急処置の実施
・基本的な体位管理、保温や傷病者の状態を考慮した酸素投与、止血、被覆、固定など。⑤受入病院の確認
・傷病者に対応できる、指定病院(広域紋別病院、紋別市夜間急病センター)の選定と受入要請。
(※救急隊が判断する初期の脳疾患については旭川赤十字病院を選定することがあります。)
⑥受入医療機関への搬送
・搬送中も傷病者の観察、容態を確認し、医師と連絡を取りながら必要な処置を継続して安全に走行します。《重篤な傷病者の場合》
・心肺停止の場合・低血糖により意識状態が悪い場合
・ショック症状(生命に危険が迫っている状態)
これらは、搬送医療機関医師の指示により電気ショック、点滴、薬剤投与、医療器具を用いた気道確保等を行う場合があります。
※傷病者の状態によっては、救急隊の現場滞在時間が変わります。
滝上支署といたしましては引き続き迅速かつ適切な救急活動の実現のため、救急業務に取り組んでまいりますので、ご理解とご協力の程お願い申し上げます。
お問い合わせ
紋別地区消防組合消防署滝上支署 救急係
〒099-5602
北海道紋別郡滝上町旭町
電話:0158-29-2049
FAX:0158-29-3663