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町長室へようこそ No.161

通常化に向かう各種会合と出張先でのWEB査定

 4月18日、入札執行後、札幌に出向き、北海道農業公社を訪問し新規参入者、経営継承についての情報収集・要請をおこないました。近年、新規参入者は年間120人前後で推移しており、形態別では野菜が60人と最も多く、次いで酪農22人、畑作13人で、地域別ではオホーツクが4人前後の参入となっています。これまでの規模拡大志向から多様な経営・農村生活志向を求める動きもみられ、農業生産の確保と農村の維持を図っていくことが重要です。

 その後、道農政部に年度初めの挨拶に伺いました。白老町で発生した鳥インフルエンザの対応に忙殺されている中、合間に宮田部長、鈴木次長と牛乳の生産抑制、飼料資材の高騰と自給飼料の確保の重要性について懇談しました。

 19日は午前中、地域医療振興財団及び道保健福祉部地域医療課の医師確保担当課長と常勤医師の要請等について意見交換しましたが、医師の偏在と夜間勤務のない診療科志向が増えているなど、僻地医療にとっては厳しい状況です。引き続き連携をとっていきます。午後は北海道道路整備促進・治水砂防海岸事業促進・防災協会の3つの総会が連続してあり、ほぼ全道の首長が出席しました。終了後、道林務部の野村林務局長、寺田森林環境局長に面会し、林野庁より出向している山口森林計画課長とは森林環境譲与税の活用について意見を交わしました。また、林道など路網整備は管内でも滝上町は積極的に取り組んでいることから、佐々木路網整備課長にも引続きの要請をしてきました。

 20日には今年更新を予定している高規格救急車購入に対する補助要請を、補助元のJA北海道共済連を訪問し、本町における救急の実情等について説明し理解を求めたところです。共済連は年間3台の補助枠をもっていますが、選定は道庁がおこなっていますので、道総務部古岡危機管理監、吉岡局長にも同様の要請をしました。救急車の補助要請は昨年2月にも1年早く両方に訪れていまして、採択されることを願っています。
 同日、道路利用者会議の総会があり、会議の後今回の出張のため、4月臨時議会に提案する補正予算の査定や町広報のチェックをおこなう時間がとれなかったことから、空き時間を使い、WEBで宿泊先のホテルの部屋と役場を結びおこないました。結果はオーライで、出張先でWEBによる仕事が出来ることから、今後はしっかり使われそうです。

 21日は朝から酪農町村長会議総会、道町村会100周年記念式典、午後は町村会定期総会が夕方までありました。「人口減少と北海道の社会保障」のテーマで記念講演をいただいた、内閣官房全世代型社会保障構築本部事務局総括事務局長 山崎史郎氏の内容は非常に示唆に富んだもので、100年後を見据えて今からやらなければいけないことを示したものですが、これは又の機会に譲りたいと思います。3泊4日の用務を終え、最終バスで帰町しましたが、充実した出張でした。

滝上町長 長屋 栄一

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