動きだした各種行事!
10月21日には町村会政策懇談会が札幌で開催され、「総務建設」「民生文教」「農政」「水産」の分科会に分かれて、町村長と道職員が当面する課題について意見交換をしました。私が参加した農政分科会でのヒグマの被害対策では、適正な個体数管理、春グマ駆除の再開、住宅街に頻繁に出没する問題個体の捕獲、広域的な駆除体制の整備などが議論され、私も来年4月からの「北海道ヒグマ管理計画」(第2期)にこれらのことが反映されるよう強く意見を述べました。
24日には滝美町・あけぼの町を対象とした地域防災訓練が2年ぶりに滝上小学校体育館を避難所として行われました。新型コロナなど感染症がはやっていても災害が起る場合は対処しなければなりませんから、今回は発熱者や新型コロナの濃厚接触者が避難者に含まれることも想定した避難所の設定としました。体育館ではパーティションで36部屋に仕切る等プライバシーを重視した設営と別棟に隔離室の設置、非常食の試食などを行いました。段ボールベッドの組み立て体験では、皆さん手際よく作り上げていました。また、初めての試みとして役場対策本部と避難所等6ヵ所との連絡にオンラインを使いましたが、本部からそれぞれの場所の様子が画面を通じて把握でき、非常に効果がありました。訓練に参加していただいた50名の両町内会の皆さんや役場職員にとっても大いに勉強になったと思います。今後、訓練内容をしっかり検証して次の災害に備えたいと思います。
【オンラインで避難所と連絡】
【体育館でパーティションを設営】
28日には越知町との友好交流町調印20周年行事に出席するため、小田越知町長はじめ16名の皆さんが来町されました。計画では芝ざくら時期に開催予定でしたが、今年の内に式典・祝賀会を開催できたことに安堵と感謝の気持ちでいっぱいです。平成23年、越知町で行われた10周年の折りに児童交流の取り組みが決まり、これまで夏には滝上から5年生102名が越知町を訪れ、冬は越知町から264名が来町し、思い出に残る交流を重ねてきました。この20年あまりの間、相互の交流延べ人数は900人を超えています。物産交流、住民交流、職員・教員研修、児童交流と年々友好交流の輪を広げ、まるで親戚同士のような付き合いになりました。堅苦しい挨拶を抜きに「お帰りなさい」の挨拶での関係を、今後ともより一層深めていきたいと願っています。
【越知町・滝上町友好交流町調印20周年記念式典】
コロナで制約されていましたが、いよいよ、忘年会・新年会の時期になります。感染防止対策をとりながら、コミュニケーションを図り、まちの元気を取り戻したいものです。
滝上町長 長屋 栄一