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ZOOM会議―進むオンライン化

   昨年からの新型コロナ感染症の蔓延によって、大幅に各種会議が中止や延期を余儀なくされましたが、ZOOM等オンラインを活用した会議の開催が増えて来ました。

   2月24日、(一社)全国森林レクリエーション協会理事会の開催案内がありましたが、オンラインでの出席が可能と言うことなので、緊急事態宣言の出ている東京に行くのを止め、ZOOMで理事会に参加しました。本町でも職員の事務担当者会議や越知町児童とのZOOM会議・交流はすでに行っておりますが、私にとっては初めての経験でした。主催者側も慣れていないこともあり、TVのようなカメラワークがほぼ無いですから、挨拶や発言している時の参加者の表情がパソコン画面からはよくわからない。今後リアルな会議に近づけるよう進化していくものと思いますが、中々なじめなかったですね。北海道の理事5人中4人が東京に行っており、オンラインによる出席は私一人でした。年配者は生会議のほうがしっくりくるのでしょう。
   26日には、広島市で開催された地域づくりコーディネーター研修会「新技術は中山間を救うか~地域づくり×ICTが生み出すイノベーション」にもオンライン参加をしました。自ら仕事を創りだしている集落支援員、マルシェを仕掛け賑わいを取り戻した活動、スモールスマート農業にICTを生かす取り組みなどの事例発表を視聴しました。4時間という長い研修会でしたが、オンライン会議に慣れた発表者とそうでない発表者で、聞きやすさに相当開きがあり、マイク・カメラなどの品質と共に声質、大きさなどまだまだ改善の余地があると思いました。
   3月3日には、昨年旭川大学の学生一行が来町し、ゼミのテーマとして滝上町のまちづくりについて広範囲な取り組みを調査研究したものが、全学教育活動発表報告会で発表され、その内容がyoutube(スマホ利用のユーチューブ)で公表されました。在宅生活を支える交通・買い物などの調査、地域包括ケアシステム、特に単身高齢者の在宅生活を支える組織間連携等々について現場の人々から得た実態を、学生の視点から分析し考察したもので、行政として課題と思っていることのほか、別角度からの捉えもあり、とても参考になるものでした。スマートフォンでは画面が小さすぎて字がよく見えず、後から資料を頂きましたが、私はやっぱり紙媒体があったほうがよく理解できるようです。
  今後、ZOOMなどオンラインを利用する会議等は、コロナ禍が落ち着いても益々増えていくでしょう。ICTの進化は時間と費用を低減する上で有効な手法であることは間違いありませんし、距離感がなくなるメリットは大きいものです。一方、一堂に会しての会議、意見交換は、コミュニケーションを深めるうえで重要なことは言うまでもありません。アナログ派は益々少数になっていきますが、徐々にデジタル環境に慣れていこうと思います。
   全国でワクチン接種が始まりました。本町では5月から実施する予定です。安心感につながることを期待しています。

滝上町長 長屋 栄一

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