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町長室へようこそ No.53

町長園内ガイドで滝上をPR

5月17日、札幌駅前で「STVどさんこワイド」街角PRに菅原観光協会長と出演し、芝ざくらの宣伝をしました。短い時間とはいえテレビは緊張するものですが、われわれを見かけて40年ほど昔に白鳥小学校の先生をしていた方が「なつかしい」と声をかけてくれました。偶然とはいえうれしいものですね。

19日(土)には、初めての企画である町長の「芝ざくらの歴史を語る」園内ガイドを行いました。発端は、昨年タイのマスコミ関係一行が来た折に私が案内役を務めたことから、町長がガイドしたら面白いとの意見がでて実施することになったものです。あらためて滝上村史・町史を読み返し準備をしました。
滝上公園は、かつて一千本の桜の咲き誇る管内一の名所で、大変なにぎわいだったと言われています。しかし、虫害や洞爺丸台風により桜が傷み、町民の片岡兵治さんが何とか公園を花の名所にしたいとの思いから、ミカン箱一杯の芝ざくらを公園に植えたのが始りで、その友人でもあった朝倉義衛氏が町長に就任したことから、町民の協力のもと12年かけて5ヘクタールに広げ、その後も代々の町長に受け継がれ、10ヘクタールもの日本一の芝ざくらにしたことなど、町の宝へのを思いを織り交ぜながらガイドしました。
説明を聞いていただいた参加者からは、「歴史を聞いて、これまで見た芝ざくらと違った思いで楽しむことができました」などの感想が聞かれ、園内ガイドもPRに一役果たせたものと思います。
町長自ら園内ガイドをしている写真

町長のガイドを真剣に聞く参加者の写真

国民性の差?

古い話になりますが、滝上町が合併をせず自立を選択した平成15年(2003年)、中長期を見据えた町財政の健全化を図るため、行財政改革実施計画をたてました。一つは行政内部の合理化、もう一つは住民と行政の役割分担でした。町民が「我慢をしなければならないこと」や「サービス低下の痛み」を具体的に示し、緊縮の色合いの強い行財政を実行し、住民の皆さんもこれに協力していただいているものです。その甲斐あって、町の財政も改善されています。
先般フランスとギリシャでは緊縮政策をとっている現政権が国民からノーを突き付けられ、ギリシャは組閣が出来ず再選挙になる混乱が続いています。ユーロ圏からの財政の支援を受ける条件として国民に負担を強いる緊縮政策を約束し、一方国民はこれ以上のがまんには耐えられないと、財政削減を進める第一党にノーを突きつけました。しかし削減を約束しているEUからの離脱は望まないという。言ってみれば「約束は守りたくない。でもグループには残りたい」という主張です。国民性の差を感じます。
民主主義の言葉の起源は古代ギリシャに見ることが出来、さらに多くの有名な哲学者もギリシャからでている国です。今のギリシャの状況、対岸の火事ではなく、わが国の財政もあとがない状態なのですが・・・

滝上町長 長屋 栄一

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