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町長就任のごあいさつ

 この度の滝上町長選挙におきまして、町民皆様の温かいご支援を賜り、無投票当選できましたこと、心から厚くお礼申し上げます。
 現在、日本全国で少子高齢化による人口減少、物価高騰、新型コロナウイルスの5類移行後の経済対策等の課題が蔓延っていますが、本町においても更に地域性を加味した対応策が求められています。こうした課題と向き合いながら、「未来に向けた強い町をつくる」ために、町民皆様の期待をしっかりと受け止め、今後4年間、全力で滝上町のまちづくりに取り組んでいきますのでよろしくお願いいたします。
 さて、私が考えている今後の町政展開のポイントは3つあります。
 1つ目は、現在の暮らしを守るために医療・福祉と産業の強化です。在宅医療の推進による医療サービスと、高齢者・障がい者・子どもたちを支える福祉施策の充実は、今この町に住んでいる方が安心して暮らすために必要なことです。また、未来に向けて農業・林業のビジョンを確立し、物価高騰や紛争などに振り回されない産業の強化と、更には商工業と消費生活が持続するために地域内で経済が循環することが大切です。
 2つ目は、郷土愛とひとづくりにこだわることです。芝ざくらをはじめとする誇れる地域資源を認識し、その上で強く発信することで、「滝上町」の知名度向上、交流人口増加、外貨獲得に向けた観光支援策を推進します。また、地域の方が教育に関わり、学校以外の場面でも基礎学力の向上をねらいとした教育環境への改善をめざします。
 3つ目は、未来に向けて地域が一体となる取り組みを進めることです。互いに助け合うコミュニティの切り口の一つとして、町民の主体的な活動を様々な角度から支援します。例えば、地域、世代、趣味そしてスポーツ・文化の集まりなどを支援し、そこから発展する交流、助け合い、人のつながりを、しっかりと見守りフォローできる役場をめざします。また、地域に必要な人材は教育・育成するだけでなく、必要に応じて町外からも積極的に登用して活用します。

 こうした3つのポイントを考慮した取り組みは、童話村構想の実現に向けて歩みを進めることにも繋がります。また、脱炭素やデジタル化など、国策・道策なども活用した事業展開を進めます。
 結びに、私は現在49歳であり、知識も経験も少ない中、町政を推進するリーダーとなりました。しかし、この町を愛する思いは誰にも負けない自負のもと、この町が強くなり、未来に向かうために、しっかりと足元を固める町政を進めます。これまで、多くの先輩方が培ってきた伝統と誇りを大切にし、明るい未来の滝上町を目指し、町民の皆様と力を合わせ取り組んでまいることをお誓い申しあげ、町長就任のあいさつとさせていただきます。

                              滝上町長  清 原 尚 弘
 

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