町長コラムNo.26 「心強く安心な医療を支える新たな一歩」
新国民健康保険診療所 竣工式と内覧会
9月25日、町民の皆さまに長く親しまれてきた国民健康保険診療所が、新たな姿へと生まれ変わり、新診療所としてオープンしました。それに先立ち、9月15日に竣工式と内覧会を行い、多くの皆さまと共にオープンを記念しました。新診療所の建替えは、当町においては平成元年度の役場庁舎建替え以来の大型事業であり、町民の暮らしの中でも最も大切な公共施設となります。そうした新診療所について、私の考えをお伝えします。昭和31年に元町に初代町立病院の開設、昭和50年に幸町で2代目町立病院の改築を経て、老朽化や法改正による安全基準の強化を背景に、令和5年度から7年度の3カ年度に及ぶ工事を経て、新診療所が完成しました。今回の建設にあたっては、町民にとって安心できる医療拠点であることは勿論のこと、滝上町ならではの木材を生かすことを大切にしました。構造には町産のカラマツやトドマツを活用し、森林認証材を取り入れることで、環境に配慮しながらも林業や製材業が滝上にとって大切な産業であることを教えてくれる象徴がこの新診療所となります。
加えて、今回の診療所は環境性能においても先進的な特徴を持ちます。高断熱化や高効率設備に加え、130kW規模の太陽光発電を備えたNearly ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルを目指す建物)仕様とし、従来の建物と比べてエネルギー消費量を大幅に削減できる仕組みとなっています。将来的には木質バイオマスによる熱電併給設備を組み合わせ、地域の森のエネルギーを町の暮らしに還元していきます。これは、2050年ゼロカーボンシティを目指す象徴的な建物として活用も進めます。
そして何より、新診療所の完成により、私たちは心強く安心な医療と福祉を目指すための確かな基盤を整えることができました。これからは、町の規模や地域特性に見合った医療サービスを展開し、安心して暮らせる地域を築く必要があります。これからが本番です。新診療所を通じて、未来に向かって強い町をつくることを目指し、一歩ずつ前進していきたいと考えています。
この建設にあたりご尽力いただいた設計・施工関係者、林業・建設業をはじめとする町内事業者の皆さま、そしてご理解とご協力をいただいた町民の皆さまに、改めて心より感謝申し上げます。これからもこの診療所が、地域の安心を守る拠点として末永く活用され、町民に愛される場所になるよう、取組みを進めてまいります。

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このコラムについて、町民の皆さまのご意見やご感想などをお待ちしております。それでは、また、来月号でお会いしましょう。


