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町長コラムNo.17 「地域懇話会」

【地域懇話会】

 10月30日から11月12日までの期間、町内10カ所を会場として地域懇話会を開催し、延べ84人の方々の参加のもと、今年も活発な意見交換を行いました。地域懇話会は、町民の皆さまに対して、町の現状や取り組みなどについて報告し、町政運営に対して意見を集める場面であり、次年度の予算編成作業を行う11月に開催しています。また、今年からは新たに、「45歳以下限定」「子育て世代」という回も用意し、より多様な世代の意見を集める工夫を施した中での開催となりました。
 今年度の多かった意見としては、北見信用金庫滝上支店(以下「信金」)が役場内に移転したことに対する事でした。信金に通う際に「信金近くの出入口を使いやすくしてほしい」「役場に用事がなくても役場1階を横切らなければならない」「ATMを利用していることが遠くからでも見えてしまう」などの意見をいただきました。信金の移転は、昨年度のうちに決まり、これまで信金と町とで協議を重ねて進めてきましたが、今回の様々な意見を参考にさせていただき、今後は冬を迎え新たな課題の発生も想定した中で、町民の皆さまにも一定の協力をいただきながら改善を進めていきたいと思います。
 また、今年から新たに開催した「子育て世代」の回では、子育てに関する意見が多く寄せられました。中でも、子どもたちが遊ぶ場所が少ないとの意見が多く寄せられました。具体的には、「町内において、屋内で子どもたちが遊べるスペースが少ないので整備をしてほしい」「近隣市町村では、子どもたちが遊ぶ場所が充実している」など、現役の子育て世代だからこそ見える滝上の現状と課題を教えてもらいました。私自身、2人の子どもの親であり、町内外における子どもたちの遊び場などの情報には精通していたつもりではありました。でも、子育てが終わると、町外の施設などについては直接観察する機会も少なくなり、結果として、現在どのような整備がされているのかも知らないということも、今回の懇話会の開催で認識しました。従って、懇話会の意見に対しては、「今後、他の市町村の施設についても見学し、本町との違いを認識し、その上で、町として必要で持続できる取り組みを考える」ことを申し伝えました。そして、本町にも既存の子育て施設があるので、まずは利用拡大についての協力と、利用に際しての課題や話題の提供について引き続きのお願いをしました。
 他にも、このコーナーで紹介しきれない意見・アイデア等がたくさん寄せられましたが、その内容については、広報たきのうえ2月号でお知らせする予定です。今回寄せられた意見やアイデアについては、町政に反映できる内容もあれば、反映できない内容もあります。また、解決に向けて即座に対応できる案件もあれば、数年もの時間を要する案件もあります。しかし、住んでいる皆さまの多くの視点による情報を、1つでも多く持ち得ることは、政策判断の材料が増えることになります。今後も地域懇話会に限らず、多くの皆さまとの対話を大切にした町政運営を進めていきたいと思いますので、引き続きのご理解とご協力をお願いいたします。

▼「45歳以下限定」の地域懇話会 10月30日 文化センター


 このコラムについて、町民の皆さまのご意見やご感想などをお待ちしています。それでは、また、来月号でお会いしましょう。

 ご意見・ご感想はこちらの問い合わせフォームからよろしくお願いします。

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