町長コラムNo.15 「スポーツの力」
【スポーツの力】
【【北海道イエロースターズ】7月29日、プロバレーボールチーム「北海道イエロースターズ」(以下「イエスタ」)と包括連携協定を締結し本町と一緒にさまざまな取り組みを進めることになりました。そして連携事業の第1弾として、8月23日、キャプテンの郡選手と谷選手が来町し、約40名の町民とバレーボールを通じて交流しました。実は私、今から20年くらい前まで、町内バレーボールのリーグ戦に参加していたこともあり、今回の交流をとても楽しみにしていました。さて交流の蓋を開けてみると、バレーボールのトレーニングをテーマとした少しハードな内容でした。その中でも、楽しく、辛く、悔しかったのが、選手が強打するボールのレシーブです。プロ選手の打ち込むアタックに反応できないどころか、ボールのスピードに目が追い付くことすらできず、プロの凄さを体で実感しました。稀にうまくできると楽しいのですが、その楽しさをもう一度と思いチャレンジを続けると、当分うまくいかない、こうした繰り返しをしているうちに、交流会はあっという間に終わりました。参加した方々はそれぞれに良い汗を流し、改めてバレーボールを好きになったと思います。イエスタは今年から、V.LEAGUEに昇格し10月19日に開幕戦を迎えます。試合前のアップで着用する練習着には「滝上町」を明記し、本町のPRも行ってくれます。今回来町してくれた、郡選手、谷選手をはじめとしたイエスタの皆さまに伝える言葉ただ1つ。「優勝目指して頑張れ!。」
▲滝上町が明記された練習着
【ブラインドマラソン】
9月7日~8日、ブラインドマラソンの合宿が本町で開催されました。ブラインドマラソンとは、視覚障害者のマラソンであり、障がいの程度によっては、伴走者と一緒に走ります。これまで、ユニバーサルツーリズムを推進するために、ブラインドマラソンの合宿誘致について検証を重ね、受け入れる側として実践的なスキルやノウハウを蓄積してきました。そして今年は、全盲者7名、伴走者6名の計13名の皆さんが参加する合宿が実現しました。1日目、宿泊するホテル渓谷からトレーニング会場のスポーツ公園までの移動の際、私も伴走者として一緒に走りました。伴走するのは2回目となりましたが、その難しさを改めて実感しました。伴走者の役割は、ランナーの現在地や周辺の状況をしっかりと認識し、走るルートの情報を具体的に声で伝えることです。頭では理解しているのですが、伴走しながら的確な言葉を選び声に出すことは想像以上に難しいものでした。伴走者が声掛けを間違えると、段差などで躓いて怪我をしてしまうこともあるので、非常に緊張しましたが、目的地に着いた時、共に走った相手と同じ達成感と喜びを味わうことができました。2日目は、記録会を行い、参加者各々が大会に向けての調整を行いました。今後も、ブラインドマラソンなどのユニバーサルツーリズムを推進し、スポーツ、福祉さまざなな側面を持った観光の振興を目指していきたいと思います。
▲息を合わせて走るブラインドマラソン
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