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町長コラムNo.10 「ひとづくり」

【第2回町長カフェ】

 3月30日、第2回目の町長カフェを開催、14名の方と気ままにお話しをしました。初めに参加者から近況の報告をいただき、その後皆で、最近の滝上町の話題について、新聞の切り抜きを見ながら確認しました。濁川小学校の閉校式、交通事故死ゼロ3000日、旭川市立大学との包括連携協定などの話題に、わいわいがやがやしながら楽しく振り返りました。
 また、アメリカメジャーリーグの大谷選手から寄贈されたいわゆる「大谷グローブ」も登場し、参加した皆さんは驚きと嬉しさの中、それぞれが手に取りその感触を楽しみました。ちなみに、春休み期間限定で小学校からお借りして、特別に図書館カウンターで展示していたものです。
 さて、この日の町長カフェは「ひとづくり」がテーマ。滝上町で育つ子たちは、中学を卒業すると、高校・大学に進学し、社会で活躍する人材となりますが、まずはその子たちが社会で働く選択肢として滝上をしっかりと選んでもらえるようなひとづくりを展開したいと思い、このテーマを選んだところです。今回も多くの意見が寄せられたので、抜粋した意見をいくつか紹介します。
★教育環境が大切
・家庭、学校、社会それぞれでの教育が大切である。
・図書館コミュニティカフェのように、本に囲まれた中でお話しできることも大切。
・高校がないからこそ、中学を卒業した子たちは町外の高校などで、違う町の文化に触れる
 ことで滝上町の良さを見直すきっかけともなり、それが滝上町の強み。
・滝上出身で、町外の高校、大学でスキーに励み、町に戻り少年団の指導に携わりながら働い
 ている若者がいる。やりがいを持たせるひとづくりも大切。
★大人が子どもたちに関わる
・子どもたちが相談しやすい大人もいる。身近に感じる大人が増え、そうした人たちが地域の
 中で連携しながら子どもたち接することも大切。
・肝心な時に子どもたちを叱れる面倒見の良い大人が少ない。また、大人も子ども叱られこと
 に慣れていない。
・大人たちは子どもたちの見本。規則正しい見本を示すことが大切である一方、悪い手本とな
 る大人のいる町に子どもたちは戻ってこない。
・滝上町の子どもたちはしっかりとあいさつをする。あいさつを大切にする地域づくりも大    
 切。
 今回もたくさんの意見を頂きました。今後の町政運営のヒントとして活用させていただきます。さて次回は、6月29日(土)午後2時から図書館で開催です。皆さんの気軽な参加、お待ちしております。


 

【入学式】

 4月5日、滝上小学校と滝上中学校の入学式に招待され、あいさつをさせていただきました。今回のあいさつの中では、3月30日の町長カフェでいただいた「ひとづくり」の意見をヒントとして、3つの事を伝えました。
 まず1つ目として、朝ご飯をしっかりと食べることです。規則正しい生活と体づくりのために欠かせないことを伝えました。家庭での生活・教育の基本は朝食にあることは私の理念でもあります。2つ目はあいさつをすること。これは、校長先生があいさつで述べてくれたので、私の口から伝えていませんが、誰もが当たり前に思う大切なことです。そして3つ目は読書をすることです。本を読むことは、色々なことを想像し、知識を蓄えることに繋がることを伝えました。
 入学式、子どもたちの姿は私たちにはまぶしいほどに可能性の光に溢れていました。そんな滝上町の金の卵たちを、町が一体となり温め育てていかなければならないことを、強く感じた入学式となりました。

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