町長コラムNo.33 「記録更新」
【芝ざくら開花宣言】
4月28日、芝ざくら滝上公園で、記録が残る中で最早の開花宣言を行いました。役場から眺める滝上公園の一部の斜面は、2月下旬ころから積雪がなくなり、芝ざくらが露出し、3月中には南向きの斜面を中心に雪解けが進みました。4月に入ってからも、陽気と暖かさに恵まれる日が多く、芝ざくらたちは一気に目を覚まし、「史上最早」となる開花宣言に至りました。これまでの最早は、平成10年4月29日。ゴールデンウィークの開幕を祝福するかのように、山肌がうっすらとピンク色に染まり始めました。「今年のゴールデンウィークは多くのお客さんが、芝ざくらを楽しめる」と胸を躍らせ、北海道の春観光の始まりを実感しました。一方で、今回の芝ざくらの開花は、多くの関係者の皆さまも想定しており、4月29日からの料金徴収は、順調に進みました。
【大雪と強風のゴールデンウイーク】
5月4日から5日にかけて、本町を襲ったのは、5月としては信じられないほどの降雪です。その日は朝から雨が降り続き、昼過ぎころからみぞれや雪が降り始めました。気温が0度近くまで下がり道路も滑りやすくなり、道路から逸脱する車両もあり警戒を強めていました。5月5日の朝、積雪は11センチメートルを記録。5月観測史上1位タイの積雪となりました。見ごろを迎えている芝ざくらの丘は、一面雪景色となり、その上で桜が咲いている幻想的な光景は、町公式のXから爆発的に拡散され、15万人以上の方が閲覧し、世間で言うところの『バズる』という現象が起きました。毎年見ることが約束されない不思議な光景は、SNS上でも話題となり、本町はより注目されました。
5月5日の夜から明け方にかけては、強風が襲い掛かりました。5月として観測史上最も強い最大瞬間風速29mを観測しました。この風の影響で倒木が送電線に接触して、町内では最大13時間以上の停電の被害が発生しました。停電時は、人命を守ることを最優先し、必要な箇所には発電機の配備を行いました。人身に関わる被害はなかったものの、倒木の被害は相当発生しており、森林を含めた町内全体の被害状況の把握については、まだまだ時間がかかりそうです。
降雪、暴風の直後から、停電の対応や町内の安全確保のために迅速に動いてくださった関係者やボランティアの皆さまの力強い郷土愛に、改めて深く感謝申し上げます。史上最早の開花から、まさかの大雪と強風。今年の春の記録と記憶は、本町の歴史に深く刻まれることとなるでしょう。

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