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町長室へようこそ No.129

相次ぐタケノコ採りでの行方不明

春の山菜採りの王者ともいえる「根曲がりタケノコ」のシーズンが到来し、産地である上紋峠は多くのタケノコ採り愛好者でにぎわっていますが、予定の時間になっても戻ってこないなど、今年は捜索依頼が相次いでいます。
それも土日に集中しており、警察の要請により町職員・消防団員・署員に出役を願って急峻な上紋峠での捜索にあたっています。6月8日は東神楽町の男性が行方不明になり、翌日道警のヘリコプターで救助され、一週間後の15日には音更町の男性ともう1名がヘリで救出されました。捜索活動の様子

しかし、同日夕方捜索依頼のあったに愛別町の女性は見つからず、翌16日早朝より町職員・消防団員らが警察と共に捜索に当たりましたが、この日はあいにく発達した低気圧の影響で横殴りの雨と風の悪条件下で、体感温度は相当寒く冬支度が必要なほどの天候状態でした。不明者はその日の午後に発見されたものの残念ながら亡くなっていました。
町では毎年このような事故を防ぐために、啓発のチラシを入山者に配布していますが、今年は配布当日に行方不明が発生しました。これまでの捜索依頼はほぼ町外の入山者によるもので、捜索には多大な人と時間を要することから遭難防止の一助となる方策を考えなければと思っていますが、入山者には「山菜採りの心構え」をしっかりと自覚して欲しいものです。

改選後の定例議会が終了

6月13日から開会された定例議会が終了し、一息ついているところです。施政方針と副町長から財政運営、さらに滝上町では初めてとなる教育行政推進の基本方針が教育長から述べられました。一般会計の補正額(専決含め)は5億8800万円となりましたが、査定前の要望額はかなり多く、苦汁の決断で先送りしたものも相当数あったのが実情です。裏を返せばそれだけ必要な事業が山積していることになります。行政の格言に最小の経費で最大の効果を上げるとの言葉がありますが、引き続き行財政改革の見直しを進めつつ公約の実現に努めてまいります。
一般質問には今回の選挙で初当選した4議員はじめ、6議員が登壇しました。項目数は少なかったのですが、有益な論戦ができたと思います。傍聴者も20数人にのぼり、中には初めて観えられた方々もいまして、支持した議員がどんな論戦をするのか、関心の表われと思います。今後ともより良いまちづくりのため切磋琢磨していきたいものです。

滝上町長 長屋 栄一

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まちづくり推進課 情報係

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