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町長室へようこそ No.45

【情報をお寄せ下さい】
町臨時職員の工藤陽子さんと8月14日18時00分ごろから連絡が取れなくなり、行方を捜しています。早く戻ってきてほしいと町民みんなが祈っています。どんなことでもいいですから情報をお寄せください。
 

ふるさと再生の会議

7月17~18日に全国から60名の首長が集まり、「ふるさと再生」について語り合いました。熊本県天草市長などが代表世話人となり、事務局はケンケンこと見城美枝子さんが理事長を務める「認定NPO法人ふるさと回帰支援センター」です。

3.11東日本大震災を契機に、「ふるさと再生」は国民的なテーマとして語られ始めましたが、ここで話し合われた「ふるさと」は、その地で生きていくふるさと論であり、ふるさとを離れた人々が語るふるさと論とは違います。震災から数ヵ月が経過し、被災地は復興の歩みを始めていますが、元の姿に戻ることではなく、新たなふるさとの創造になるものと思います。

もう一つは、東日本震災直後の日本人の行動に海外から多くの称賛の声が寄せられ、近代化の過程で私たちが置き忘れてきた「大切なもの、日本人の魂」がふるさとにはあると国民が気付いたことです。
少々古い話ですが、20数年前NHK朝の連続テレビ小説「おしん」の最終章で、おしんが貧乏から抜け出るために必死で働き17号店目のスーパーの開店当日に失踪し、かって飯炊きをしていた銀山温泉にいたおしんを探しにきた孫に「おばあちゃんね、何か大切なものを忘れてきた気がするの」と、答える場面がありました。
経済的には満たされたものの、家族や人間関係に幸福感が感じられなくなったおしんの心情を吐露したものです。

昨年、都会での人間関係の希薄さが表面化した「無縁社会」が話題になりましたが、今回の大災害時には地域で助け合う意識がしっかりあること、普通の暮らしが本当は幸せなこと、経済の中心は都会でも、電力・食料・水など国土を守っているのがふるさとに象徴される地方だということが明らかになりました。
滝西での子供の村キャンプには放射線被爆を避けるために20人ほどの子供たちも参加しています。
“ふるさとは遠きにありて思うもの”から、ふるさととの交流を進めるなど、ふるさとの役目を果たす活動を続ける必要があると考えています。
ふるさと再生の会議の様子
ふるさと再生会議で議論を交わしてきました。

札久留小学校100周年目の閉校式

8月16日、平成8年(1996年)3月に休校した札久留小学校で、創立100周年記念式典並びに閉校式に出席しました。休校式の時にグランドに埋めたタイムカプセルを15年後のこの日に開封することに併せ、式典を執り行うこととなったものです。
最後の卒業生を送り出した当時の村舘元校長先生はじめ教職員の方々も出席されて、成長した卒業生との懐かしい再会に□□君か?・○○さん?と確かめる会話が見られました。村舘元校長は「校舎が休校の時と同じにきれいに手入れされていて、変わっているのは年表の赤文字がくすんでいることだけだ」と驚いていましたし、初任地である札久留小学校が2年後に休校を迎えることを知りながら着任した安田先生は、「教員としての出発点である札久留小学校は私の原点です。近隣に勤務しているので、休みの日にはここを訪れています。地域の手でこれからも守ってほしい。」と強い思い入れを話していました。
タイムカプセルからは習字や作文、ウイスキーのボトルもあり、それぞれ思い出の品を取り出し当時を懐かしんでいました。
私たちの人生の大きな目的は「思い出づくり」にあります。その思い出を共有できる仲間が同窓生であり恩師であり、地域の人々です。人間は忘れやすいもので、過去を振り返り足跡を確かめることで、未来に生きる力が湧いてくるのではないかと、手づくりの札久留小学校の閉校式に参加し、その思いを強く感じました。
卒業生らが出席する札久留小学校閉校式の様子
卒業生同士の懐かしい再開ができました。

15年の月日を経たタイムカプセルを掘り起こす様子
思い出の品を掘り出し当時を懐かしみました。

滝上町長 長屋 栄一

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