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町長室へようこそ No.26

[小檜山 博文学碑建立除幕式 新たな観光スポットに]

 10月3日、小檜山さんの生まれ育ったオシラネップに文学碑が建立されました。同級生をはじめ町民有志が中心となって実現したものです。文学碑の小檜山さんの分身をあらわす桜の木は樹齢も同齢位、木に寄り添い支える御影石を佳代子夫人に見立て、台座には滝上の各川の石がはめ込まれ、敷地の枠どりは、育った生家の間取りを再現するなど、文学碑はいかに作家小檜山博をこよなく愛しているか実感できるものです。

 小檜山さんは「オシラネップはぼくの原点、ぼくの人生と魂の故郷だ。その故郷にぼくの小説の文を刻んだ碑を建ててくれるなんて、夢のようだ。」とお礼の言葉がありました。

 式典には道内各地から多くの小檜山ファンが駆けつけてくれました。途中雨もあり、やきもきさせられましたが、雨後には文学碑を背景に七色の虹がかかり自然の織り成す舞台設定に歓声が起こりました。その後の祝賀会では長年の愛読者ならではのさびの利いたスピーチや同級生の激励の言葉が相次いで、会場を沸かせていました。その雰囲気は2次会にも引き継がれ、小檜山さん得意のカラオケと歓談で終始盛り上がった一日でした。
 小檜山文学を愛読する[恵庭市博酔会]の皆さんは、来年春に文学碑を訪ねるツアーの宿泊予約をするなど、早くも滝上町の新たなスポットになる兆しが見えています。

[秋!歩こう!錦仙峡 紅葉を満喫]

 10月4日行われた渓谷ウォークには、171名もの参加がありました。6.1キロのコースを選び、以前に一緒に歩き顔見知りになった方々とともに、香りの里の高台から見る景色がヨーロッパの農村部の風景に似ていることや、刈り込みをしたノットガーデン、多くの種類のハッカが植えてあるミントガーデンなどの話をしながら歩きました。

 渓谷の紅葉は天候の影響なのか、進み方が遅いような気がします。さらに温暖化も作用しているのでしょう。道中、アウトドアガイドの前田礼子さんからすっかり落葉したドロノキの枝先を指して、「葉の落ちた後に新芽の準備が既にできていて、春にはどの木よりも一番先に葉がでます。」との説明があり、さすが専門ガイドだと、知識の深さに感心しました。

 長野県の渓谷を見に行ったとことのある美瑛の方からは、「町中にこんな素晴らしい渓谷があるなら長野まで行かなくてもよい、もっと宣伝しては」とか「滝上は見るところが一杯ある、もっと活用しては」などのアドバイスをいただき、芝ざくらに比べ渓谷の知名度をもっと高めなければと思いました。

[中川昭一代議士を悼む]

 渓谷を歩く直前、携帯に中川代議士の訃報が入りました。東京の友人からで、え?と耳を疑いましたが本当でした。私の3代前の谷田正敏元町長は、昭一氏の父である中川一郎代議士を唯一頼って、浮島トンネル・国営総合農地開発事業など今に繋がる大きな業績を残しました。中でもホテルの前の橋はもともと道路のなかったところで、ここに橋を架けるのはトンネルよりも難しく、政治力以外になかったと語っていたのを思い出します。

 昭一氏になっても滝上町との関係は続き、中央要請でも管内首長の中で唯一顔を覚えていてくれたことを思い出します。だんだんいかつい顔つきになって、しわの刻みが父の一郎氏に似てきたなと感じていましたが、早すぎる逝去は残念でなりません。
かつて谷田町長が自衛隊の演習で整備してもらった渓谷遊歩道を歩きながら、かかわった記憶をたどってみました。

滝上町長  長屋栄一

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