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町長室へようこそ No.16

[観光資源]

 10月は多くの行事がありました。11日におこなわれた錦仙峡ウォークには町内外から180人もの参加があり、私も6.2キロのコースを美幌や紋別の方々と紅葉に感嘆しながら歩きましたが、遊歩道脇の草花や樹木の名前の知らなさに我ながら情けない思いをしました。自然豊かな渓谷美を売り物にしている地元町長として、勉強しなければと汗顔の思いです。遊歩道も傷みが目立ってきましたので、幅を少し広げ、足にやさしいチップ舗装にし、車椅子での散策もできるように整備しています。工事による生態への影響を最小限にしますのでご理解ください。
 翌日の日曜日は芝ざくら植栽会がおこなわれ、前夜の雨で丁度良い水分の斜面に苗を植えました。風が強く一生懸命体を動かしても汗が出ないほど肌寒い天気のせいか昨年よりも少ない参加者でしたが、滝上高校ボランティアサークル「のびる」のメンバーも参加してくれました。若い人からお年寄りまで幅広い町民の支えで、滝上の誇る芝ざくらを守り育てていくことは意義のあることです。


[学芸会]

 19日には久方ぶりで滝上小学校・濁川小学校の学芸会参観の「はしご」をしました。滝小の「ごみ」を題材にしたオリジナル劇は、滝上クリーンセンターが設定場面で、間違って捨てた熊のプーさんのぬいぐるみを捜す劇中で、ちょっと直せばまだまだ使えるごみたちの嘆きが聞こえてきます。家族も一緒になって捜し、ようやく見つかったものの、捜す本当の目的はぬいぐるみに隠した「へそくり」で、母親がそれを抜き取るといらないと投げてしまうのです。しかし主人公の生徒は一緒に遊んでくれて楽しい思い出をありがとうと、ぬいぐるみに感謝を述べて終わるものでした。この劇を見終わって、修理するより買ったほうが割安で使い捨てをよしとする社会の背景があり、事実私もパソコンのプリンターを直そうとしても型が古く部品がない。新しいプリンターは古い型のパソコンにセットアップができないという“いたちごっこ”の経験があります。でも、地球上の資源は無限ではありませんから寿命を延ばしたり、再利用したり大切に使っていかなければならない時代に入っています。「もったいない」をアフリカに広げ有名になったケニアのワンガリー・マータイさんが学んだのは日本からなのです。この劇を通じて物を大切に使う循環型社会について、親子で話すよい機会になればと思いました。


[新自由主義と金融危機]

 少々硬いテーマがですが、米国発のサブプライムローン問題に端を発した世界的な金融危機「100年に1度の津波」に世界経済は瞬く間に悪化し、同時不況の様相に国は過去最大の景気対策を発表しました。振り返ってみると7年前「改革なくして成長なし、改革の痛みに耐えて明日をよくしよう」と、「米百俵の精神」や「三方一両損」といったわかりやすい故事を引用し、6つの大きな構造改革を手がけた小泉構造改革でしたが、規制緩和の導入により市場原理を重視し、国の関与する富の再分配を弱くする「新自由主義」と呼ばれる改革です。(後期高齢者医療制度もその時に決まったもので、診療報酬の引き下げ、公共事業の大幅削減、さらに三位一体改革で地方の財源が約7兆円削減されました。)後に地方の疲弊や格差問題がクローズアップされました。
 「新自由主義」の考え方は、国際化と規制緩和で経済活動の自由度を高め、金融も物流も市場にゆだねることが結果としてよい社会になるという20世紀をリードした米国からのものでしたが、その米国発信用不安による底なしの伝播に、国家が市場に介入し金融機関を抱えるという、新自由主義の理念とは裏腹な対策をせざるを得ない皮肉な結果を招きました。
 世界的な金余りを背景に大量の資金を運用してきたヘッジファンドや投資銀行・証券会社などによる実体経済の何倍もの大きさに膨れ上がった金融経済、この夏までは石油をはじめ穀物など史上最高値を付けたのが、一転して金融危機とともに急落している。市場原理主義の「見えざる手」で均衡が保たれるという理想の終焉は、人間の持つ利己欲の前には幻想に過ぎず、一定の規制が必要なことを証明しているのではと思います。
川崎重工業 大橋社長の「金融は企業活動の”血液“となり事業を円滑化させる役目がある」・・・金融市場が揺れる今こそ製造業に人や金を引き戻す「もの作り復権の好機」との言葉には重い説得力があります。
以前、東京に住む友人の主張する金融立国論に、日本の生きる道はもの作りだと反論したことがありますが、今日の状況を見るときそのことを思いだします。今後世界的な景気後退が農業・林業・製造業など地域経済や住民生活に及ぼす影響を懸念するものです。政局は不透明ですが、今はなによりも国民の将来不安の払拭が優先されるべきだと思います。
 さて論議を呼んでいる4人家族に6万円ほど支給される定額給付金案、皆さんはどう受け止めますか?

 先日、文化センターでの「ほくでんファミリーコンサート」、札響オーケストラによるクラッシックを鑑賞し、脳が癒されるリラクゼーションに至福のひと時を過ごすことができました。感謝感謝。

 いよいよ雪の季節到来となります。風邪をひかぬよう注意しましょう。ではまた。

滝上町長  長屋栄一

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