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町長室へようこそ No.7

 待望の雪も降りスキー場も1月26日にようやくオープンしました。満を持していた除雪車も一気に動き出し、雪かきスコップやママさんダンプを持つ人の動きも例年とは違い、なぜか生き生きしていたように見えました。風物詩の流氷もしっかりと接岸し連日しばれる日が続いています。やっぱりオホーツクは雪と氷がないと冬らしくありませんね。それにしてもこんなに雪の少ない冬は記憶にありません。
おやき村 今回は昨年長野県を管内町村長と視察したことを報告します。人口3,300人、面積は滝上町の10分の1の山村である小川村を訪ねました。ここには「小川の庄 おやき村」があります。20年前に過疎化や農産物の自由化などによる村の将来を憂いた、会社勤めの課長、郵便局長、役場の幹部といった40歳後半から50歳半ばの中堅の7人が集まり検討の末、それぞれの仕事をやめて村おこし事業として始めたというところです。村で取れる身近な原料に付加価値をつけようと、この地方に昔からあった農家の食べ物である(縄文時代に食べたであろう)「おやき」に目をつけて、特産の野沢菜やなす、りんご、じゃがいも等の新感覚の具をいれた「縄文おやき」を開発し、いろり端で焼いて食べる方法で観光客に提供しています。また考案者の名前入りの「なんばん味噌・行者にんにく味噌」等多くの種類の加工品・瓶詰も作られています。
 販売所は大きなバスは入れないという山の中腹の狭い場所にあります。これは不便なところで味わってもらい先人の苦労を体験してほしいとの哲学があるからだそうです。とは言うものの、支店も出し、通販で全国販売するなど、長野では有名な存在となっています。ここの売り上げを聞いてびっくり、年商7億円。しかも高齢化を逆手にとって、おばあちゃんたちを中心に雇用し(60歳入社 78歳定年、現在の最高齢は82歳)68人が現役で働いています。昼食に「きじそば」を食べながらおばあちゃん方と会話を楽しみましたが、割ぽう着でかくしゃくと?働いていました(これも売りの一つかも、今では全国的に有名になり、このおばあちゃんたち海外へも実演に行ったとのことです)。説明のあと代表の方が10年前に滝上から来た人がいたと、今は退職した町職員2人の名刺を捜し出して見せてくれました。ものごとを成功させる人は違うと、その記憶のすごさにも驚かされると同時に感激をしました。
 小川村と比べ滝上は恵まれた環境にあります。話をきいて考え方や取り組みに童話村たきのうえのイメージと相通ずるところがあり、学ぶところもたくさんありました。特に温故知新の言葉のごとく過去から学ぶことの重要性を痛感したところです。

 国内ではミートホープ事件など偽物の数々や、海外からは基準を超える農薬の輸入野菜が問題になっていますが、昨年横浜から滝上にこられたご婦人の団体と懇談したおり、「スーパーに並んでいる野菜の大部分は中国産で、農薬が怖くて買いたくない、作っている人の顔が見える野菜が食べたい。滝上の野菜を送ってもらうことは出来ないか」という意見も聞かせていただきました。当日は皆さんホテルに宿泊していましたので、我が家のアスパラを持参し、素揚げで塩をふりかけて食べてもらいました。1週間ほどしてからお礼の手紙が届き、あの食べ方は初めてで滝上のアスパラのおいしさに感激しました。今年は数十人規模で滝上を訪れたいとありました。このようなつながりを一つひとつ積みあげて町民みんなで滝上ファンの輪を広げていくことが滝上を元気にしていく上で大切なことだと思っています。
 さて、問題になっている中国製ギョ-ザの原因はこれから解明されるでしょうが、このことをきっかけにあらためて先進国中で最も低い食料自給率(39%)の不安定さが浮き彫りになり、国民の間に自給率の向上と農業の見直し機運が高まってくるものと期待しています。それにしても滝上産野菜の需要は大いにありますが、作り手が少ない。シルバーパワーの奮起に期待したいところです。
 「21世紀は田舎の時代」といわれます。また都市と農村の交流が言われてから久しいなか農村に求められているのは、環境・安心・安全・やすらぎ・いやしの提供と充実ではないでしょうか。どれをとっても「童話村」が求めようとしてきたものです。今まさに童話村たきのうえの出番が来ていると思うのです。

滝上町

滝上町長  長屋栄一

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